ある日、予備校である生徒との雑談の中で、こんな話がありました。
「予備校って、効率よく勉強をする方法や必要な知識を聞くための場所なのに、なぜ自分が困ったときに先生方にすぐ相談しないのでしょうかね。」
ブログを読んでいる方は、この発言どう思いますか?
自分としては確かに「一理あるかも」と思って聞いていました。全員とは言いませんが、毎年安くないお金を払って予備校に来ているのに、予備校の力を最大限に利用できていない(使っていない)人がいます。そういった方々に共通しているのが、
『何かわからないことが出てきたときにすぐ相談しない(質問しない)』
のです。私はこれまでに小学生や中学生や高校生の指導経験もありますが、この「すぐ相談しない」という現象…実はどのカテゴリーでも起こる「あるある」の話です。そして、こういった「すぐに相談しない」方々の多くは、どういった状況になるかと言うと…
「頑固として自力で何とか解決しようと試みる」
↓
「解決を試みるも解決方法をそもそも知らないから、解決できずに時間だけが過ぎる」
↓
「わからないことが多くなりすぎて、授業を聞いていてもわからなくなる」
↓
「授業を受ける意味がないと思い始める」
↓
「一人でやった方が良いと思い込み、予備校に来なくなる」
という負のスパイラスに陥ります。
この行動って、矛盾していると思いませんか?
皆さんが予備校を利用する本来の目的は「看護学校入試を突破するために必要な知識や情報、勉強方法を学ぶため」なはずなのに、予備校に来なくなるのです。
そもそも自力で解決できるのならば、最初から高いお金を払って予備校に来る必要ないですし…
自分が気になったことは、早い段階で誰かしらに相談をしています。
スタートは同じでも、ある時から差が出てくる…もちろん、生徒たちの授業時間外の努力もあるでしょうが、一番の差が「わからないことや困ったことがあったら、どんな些細な事でも積極的に質問、相談をしている」ところだと思います。
ただ、一つ誤解してほしくないのは「自力で解決しようとする姿勢」が悪いというわけではありません。まずは「自分で考えて、やってみる」ことは大事です。ただ、物事を解決するためにはそれなりの知識と経験が必要ですので、そういった知識や経験値を持っていないのに考えようとしても解決策なんか出てくるわけがありません。入試までの時間も限られていますので、ちょっと考えても結論が出なければ、すぐに相談をしましょう。
そんなこと言っても、
「自分が質問したいことって、とてもレベルの低い事だろうから、馬鹿にされそう…」
「授業中は恥ずかしいし、授業時間外は質問しにくいし…」
などと考えている人いませんか?
はっきり言いましょう、それは愚問です。
特にうちの予備校に来る生徒は、毎年全員が最初から知識や技術が備わっているわけではないです(8割方の生徒はイチからのスタートです)から、「基本的に自分が思った疑問は他の皆さんも思っている疑問」であることが多いです。だから質問して馬鹿にされることはないです。
特に第一看護予備校は、生徒と講師陣との隔たりのないアットホームな予備校(だからと言って、やるべきことは完璧にやりますので、ご安心を)なので、授業中でなくても質問しやすい環境です。また授業も少人数で行っていますので、何かと小回りは利きます。
「勉強は苦手だけど、看護学校に行きたい」とお考えの方、
ぜひ第一看護予備校に来て、講師陣を質問攻めにしてください。
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