授業の合間の雑談の中で、ある生徒からこんな発言がありました。
「なぜスタートの時はやる気に満ちていたのに、予備校に来なくなるのだろう…」
これらの発言、実に根深い。
予備校で授業をしていると、いつの間にか予備校に来なくなる生徒が何人かいます。
自分はそういった生徒が出てくると悔しさと不甲斐なさでいっぱいになります。
しっかり環境を整えて勉強するために予備校を利用しようと考えるのは十分理解できます。ただ予備校の力を100%利用してもらうためには、まずは授業に参加して頂かないと何も始まらないのです。
だからこそ、「予備校を利用しようかな」と考えている方に今一度、「予備校を利用する前に考えてほしいこと」があります。
そもそも「なぜ予備校を利用するのか?」を考えると、人それぞれ特有の理由もあるでしょうが、基本的には「看護学校に行くには受験しないといけないから、そのための勉強方法や勉強の技術的なことを知りたい(習いたい)」ということが大前提だと思います。もっと極論を言うと「自力でできなから、予備校を利用しよう」と考えたからでしょう。
従って、「予備校に来なくなる」ということは、自ら選択した勉強方法を無駄にするという結果となります。
予備校は年間通じて授業に参加してもらってはじめて、効果の出る勉強方法です。従って、予備校の力を最大限利用するためには「まず通うこと」が必要です。
でも、こんなことを考える人もいますよね。
言いたいことはよくわかります。
確かに、仕事をしている方や、小さいお子さんがいる方が毎年入学してきます(むしろ、そういう方の方が多いです)。そういった生徒たちの話を聞いていると「忙しそうだなぁ」と感じますし、イレギュラーな出来事が起こり、授業を休まざるを得ない状況になることもあります。しかし、そういう状況の人が必ずしも来なくなるのかというとそうではなりません!希望する学校に合格できている人は、ちゃんと諦めずに授業に来ています!
では、予備校に来る人と来ない人の差は何か…
生徒の様子を見ていると、「計画と優先順位のつけ方」だと思います。つまり、「可能な限り予備校の授業に出ることを優先できるような予定を立てている」のです。逆に来なくなる人は一度休んでしまうと、その後は何かしらの理由をつけて、「予備校に通う」ことの優先順位が下げてしまうのではないかなと思われます。
第一看護予備校に通う人の多くは、仕事だったり、子どもさんのことだったり、勉強以外のこともやりながらでがんばっています。自分一人で全部できればいいのでしょうが、精神的にも体力的にも難しいこともあるでしょう。上手くいっている生徒を見ていると、予備校に通う際には程度の差はあれ、周りの方々の理解を得て、サポートを受けながら、可能な限り予備校に通えるように予定を組んでいるように感じます。
以上が予備校を利用する前に考えてほしいことです。
予備校という勉強方法は「通ってもらってはじめて効果の出る勉強方法」です。
しっかり予備校に通える環境が整えられるならば、予備校に通って勉強するのがベストの方法かなとおもいます。ただ、ちゃんと通える自信がないならば、自分の時間の融通が利くような、通信添削やオンライン授業、をお薦めします。また、直接教えてほしいならば、家庭教師を雇う方が自分のライフスタイルに合わせて勉強できます。
決して安くないお金を払って予備校に通う以上は、絶対に無駄にはしてほしくない(自分も無駄にはさせたくない)ので、ぜひこのブログを見ていただいている方には、今一度「ちゃんと1年間、通えるのか」、「周りの方々の理解を得られるのか」などをよく考え、シミュレーションをし、「よし、大丈夫だ」と結論が出たら、ぜひ第一看護予備校に来てください。
予備校に年間通じて通ってもらえれば、受験に必要なことはイチからすべて教えることができますし、入試当日にきっちり勝負できる状態にします。皆様と一緒に勉強ができる日を楽しみにお待ちしています。
看護受験に関する勉強法、小論文・面接対策、看護師の仕事についての情報を定期的にお届けします。