看護学校の入学試験では様々な分野から出題されますが、「100%、点を取るべき問題」、つまり「入試頻出問題」があります。今回は時制問題の攻略法を一つ紹介しましょう。

看護学校入試頻出の英語時制問題を攻略！

石田

さて、次の２つの問題を考えてみましょう。

生徒

と、突然ですね＞＜　わかりました！頑張って解いてみます！

※解答は下記にあります。

生徒

考え中・・・・

生徒

考え中・・・・

生徒

終わりました！when以下にtomorrowがあるから、どちらも答えは②かな？

石田

おっ！時を表す語に着目できているのはいいですね！
ただ今回の問題の答えは（１）が①、（２）が②となります。

生徒

えっ！tomorrowがあったら、未来形じゃないのですか？

石田

たしかに普通はそうなのですが、今回の問題ではwhen節であるということがポイントなのです。実は（１）の問題が看護学校受験ではよく出題される「時や条件を示す副詞節では未来のことも現在形で表す」というルールに関する問題です。

生徒

時や条件を示す副詞節を作るときに目印になるものってありますか？

石田

あります。注目は節を作っている接続詞です。いくつかありますが、特にこのタイプに関する問題で使われていることが多いのは、

注意すべき接続詞

石田

上記の接続詞を見かけたら、注意してください。

生徒

では、（２）は同じような形なのになぜ②になるのですか？

石田

（２）は確かに（１）と形が似ていますが、こちらの文のwhen節は名詞節で使われているので、「時や条件を示す副詞節では未来のことも現在形で表す」というルールが適用されないから、未来形にしないといけないのです。

生徒

似たような問題なので、ごっちゃになりそうです＞＜　副詞節か名詞節かを見分ける方法ってありますか？

石田

もちろん！when節を隠したときに残った部分を見て、文が成立していますか？つまり、「文の要素がすべて揃っているか」を見れば判断出来ます。

副詞節か名詞節を判断する方法

例えば今回の問題の場合、

（１）だと、

Please tell me.「私に教えてください。」

→文が成立しているので、副詞節

（２）だと、

I don’t know.「私は知らない。」

→”何を”という目的語がないと文が成立しないので、名詞節

石田

上記の方法で、判断できますね。