全体総評
本年度の入学試験は予想された通り、形式もまた量質的にも例年と変わらなかった。ありがちな難度の変動もなく、こちらの方は問題作成者の苦心が偲ばれる。
受験者の心理として、現時点では合格ラインの得点が知りたいであろうが、残念ながらマーク式による点数は一般に2割方高くなることを考慮して、昨年同様かなり得点が必要であろう。
各科目の具体的な内容については、各講評に任せるが求められているのは、片寄らない知識・能力の必要性である。
高いレベルの争いでは、どこかの分野に弱点があれば、それが致命的な結果に通じる。それゆえ、重要なポイントをおさえるだけにとどまらず、細部に渉る綿密なな学習が必要である。
英語ⅠⅡ
2016年度 医療センター 北海道・東北地区共通
第1問
1 | ③ | 2 | ④ | 3 | ② | 4 | ③ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | ① | 6 | ① | 7 | ② | 8 | ④ |
9 | ② | 10 | ① |
第2問
11 | ④ | 12 | ① | 13 | ④ | 14 | ④ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
15 | ① |
第3問
16 | ③ | 17 | ① | 18 | ③ | 19 | ④ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | ① | 21 | ④ |
第4問
22 | ③ | 23 | ② | 24 | ① | 25 | ③ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
26 | ④ | 27 | ② | 28 | ① | 29 | ③ |
30 | ② | 31 | ④ | 32 | ① | 33 | ③ |
34 | ① | 35 | ④ |
総評
担当講師:木村
昨年と同じくらいの難易度の試験でした。
第1問の文法・語法問題は、基本的なものばかりで、選択肢も迷わせるようなものはないようです。
第2問の並べ替え問題も、難しい表現のものはなく、受験生なら誰でも知っているようなイディオムや構文を使ったものでした。
第3問の会話文は、ひとつの会話が短くなり問題数が増えています。問1と問6については、電話での会話特有の表現がわからないと難しいと感じるかもしれません。
第4問の読解問題は、英文の量は昨年とほぼ同じですが、難易度は昨年より若干難しいと思われます。
数学
2016年度 医療センター 北海道・東北地区共通
第1問
1 | ④ | 2 | ② | 3 | ① | 4 | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | ③ | 6 | ② | 7 | ② | 8 | ① |
9 | ② | 10 | ③ | 11 | ④ | 12 | ③ |
13 | ⑤ | 14 | ③ | 15 | ① |
第2問
16 | ② | 17 | ④ | 18 | ⑤ | 19 | ① |
---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | ⑤ |
第3問
21 | ③ | 22 | ② | 23 | ④ | 24 | ④ |
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25 | ② |
総評
担当講師:辻森
例年に比べて、標準かやや易しめの試験でした。
問題数は前年と同じでしたが、新課程の数Ⅰから入った「集合」と「必要十分」の問題が出題されました。
第一問の問7の集合の問題は、集合Bに着目すれば容易に答えを選択できます。
第二問の問4は、問3で半分解答を出している続きの問題になっていて、最大値が3より小さいことに気がつけば、さほど迷うこと無く解けるはずです。
第三問は、比較的易しく、合格ラインは高いレベルの争いが予想されます。
国語
2016年度 医療センター北海道・東北地区共通
第1問
1 | ④ | 2 | ⑤ | 3 | ① | 4 | ③ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | ② | 6 | ② | 7 | ⑤ | 8 | ④ |
9 | ③ | 10 | ① | 11 | ④ | 12 | ② |
13 | ⑤ | 14 | ④ | 15 | ① | 16 | ④ |
17 | ② | 18 | ⑤ |
第2問
19 | ② | 20 | ⑤ | 21 | ③ | 22 | ④ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
23 | ① | 24 | ⑤ | 25 | ② | 26 | ① |
27 | ④ | 28 | ② | 29 | ① | 30 | ③ |
31 | ⑤ | 32 | ③ | 33 | ④ | 34 | ④ |
35 | ⑤ |
総評
担当講師:平塚
問題文は教育学と哲学(後者の著者は入試頻出)に関する評論が二題で、 例年の傾向をほぼ踏襲していると言えよう。 また、 出題の形式も例年通りである。
全体として、 問題文全体の論旨を手早く把握し、 適宜キーワー ドを拾いながら設聞を解いていく必要がある。
第一問に関しては、 設問によっては悩ましい選択になったのではなし、かと思われる。たとえば問4などは選択肢が非常に紛らわしいが、 聞いの要求をしっかりと解答の根拠となるべき部分が文中のどの範囲なのかを的確におさえることが求められる。
また、 (主に)三字の熟語の穴埋め問題は、 場合によっては難問となるが、 今年は比較的素直に解けるものだったのではないだろうか。